411.ブラインドスポットモニタ
車検で代車を運転。
車種はマツダ2 1.5L車コンパクトカーでした。
2車線道路を運転する。
車線変更しようとサイドミラーを見るとランプが付いている。
後方から車が接近しているというサイン安全装備の一つ
ブラインド、スポット、モニター 略してBSMというそうです。
左右レーダーセンサーで後方50メートル後方まで検知する。
単に接近したものすべてに反応するわけではなく
自車の速度より速い車だけ選んで表示する。
そして自車が停止時は光らない。
停止している場合は危険性が低いからだろう。
自車の車線のみ渋滞などで停車していて
隣の車線が流れていたら都度光るのも意味が無い。
この表示で思ったことはたったLED1個の
インフォメーションだからこそ助かる。
情報量が多ければ良いというものではないところでした。
情報量だけならば
解像度の高いバックモニターを常時表示することで
逐次後方の情報を見れる。
それだけならルームミラーを電子化した事と大差はない。
情報量が増えただけでむしろ、
自分が確認するエリアが増えるともいえる。
バックばかり気をとられていたら
前方不注意となり本末転倒です。
見えない箇所から接近しているかどうか
自分の代わりに情報を取捨選択してくれるというところに
この機能の良さを感じました。
DREAMにも ブラインドスポットモニタを
感じさせる機能があります
2画面モニタ機能の一部です。
たとえば両面基板 表側のパターンを見ていたら
裏側の裏パターンはブラインドスポット。
表側からだけでは裏のどのポイントにつながっている
か裏側を見ない限りわかりません。
CADならば重ねてみることができるので
見る事はできますがその場合情報量が増えてきます。
両面ぐらいならばよいですが層が増えるにしたがって
全部の層を表示したら各層の配線が重なり
見づらくなります。 DREAMCADという文字を
8層で描いただけですがそれだけでも確認しづらいです。
ハードとしては最大の情報量を映し出している事は
間違いないのですが
この状態で人の目では配線する事はできません。
配線するためには描く層だけに表示層を減らすことで
見やすく配線できるエリアが明確になります。
ところが接続する面は描く層だけではありません。
非表示の層、つまりブラインドスポットです。
DREAMの2画面では非表示のブラインドスポットでも
接続ポイントのみ選択し表示されます。
具体的にはパッドをクリックした瞬間
そのパッドを中心として
接続されているノードをラッツのような
配線表示で表示されます。
クリックしたらそのクリックした箇所を中心とした
接続ポイントが表示されます。
注目したいのは この赤のポイントです。
赤のポイントは裏面(ブラインドスポット)での接続するべきピンのみ抽出し表示されています。
メイン画面では拡大してあったとしても
画面は基板全体を俯瞰した状態で表示されるため
位置関係が確認できます。
CAD操作していて思う事は
細かいのは得意、でも視野が狭いです。
顕微鏡のように1ミリでも画面いっぱいに表示することができます。
反面、拡大すると1ミリ先だって見えない。
さぁ、1ミリ先の視界が見えないけれど
どちらの方角に向かって描こうか?
見えるように一度縮小して検討し、拡大して配線していく
その繰り返しです。
現在GenmaiとOrange
別々のOSのPCで確認することがあり
モニタは単画面で使ったり戻したりしています。
単画面、2画面 両方の環境で作業するので
この違いを痛感しました。
車検が終わって戻ってきた車は
ブラインドスポットが付いていません。
これも安全度の違いを感じました。
過去にも同じような記事は書いていると思いますが
15年シリーズに付け加える(もう16年シリーズですか)
ぐらい重要な部分でした。
次期DREAMのGenmaiでは
新しい2画面の機能が追加されていますが
この表示モードも旧表示モードとして継承されています。
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