389.5ボタンマウス対応

VIA1個移動しただけでも
多層基板ならばほとんどの場合
全部の層を直す必要があります。

VIA1個でも8層ならば8つの層を開いて修正する
それだけではなく、シルク文字にVIAが重なっていれば
文字も移動するといった
それに関連する層も他にあります。

おそらく編集しその後確認をしたとすれば
VIA1個だったとしても20回は層を切り替えています。

DREAMでは層切替は
CAD画面右メニューの層ボタンを押して切り替えます。

ほかの切り替え方法もいくつかあります。
層構成をまとめた2画面、メニュー右下の登録画面での切り替え
、テンキー、マクロなど多岐にあります。
書いていて多いことに気づきました。
きっとDREAMよりあるCADは無いでしょう。

リアルタイム的な層切替機能もあります。
「ASEL」です 
この機能は初期verからあるものです。

ASELチェックすることで
画面上のラインをクリックすると
その層が自動的に編集出来る層に
切り替わるというものです。

次期CADでは
そうしたクイック的な機能が加わります。
切替が手元で操作できるようになります。
最近よくある多ボタンのマウスに
層の切替、他機能がアサインされる予定です。

現状はシフト+マウスの4,5ボタンで
選択層の切替ができるようにセッティングされていました。


SHIFTを押しながら 
マウス4、5ボタンを押すと
選択層が切り替わります。
4を押すと選択層が上がり
5を押すと選択層が下がります。

その際 左クリック、右クリックで描画すればTHを発生し選択層でライン描画されます。

たとえば TOP1でラインをひいて
TOP3でTHを打ち ラインをひく場合

TOP1 左クリックで描画
マウス5キーを2回
左クリックで描画といった具合です。
マウスだけで完結できます。

また多層で編集しなおしたい層に
切り替えるときも
4,5キーで切り替えることで対応します。


様子を画像にしました

動画は5キーを押している動画です。
選択層が TOP1、BOT1
       TOP2、BOT2
       TOP3,BOT3
         .
         .
と順に変わっていくのがわかるかと思います。
層表示は画面上にあるアイコン右横に表示されています。

そして選択層の色について現在は
TOP側は緑、BOT側は赤に表示されるようになっています。
最初戸惑ったのですが選択層が緑か赤と意識していると
編集したい層が緑か赤であるという色で認識できます。

また選択層の確認は従来どおりカーソルの斜め4方向の色が変化していくので
それを目印に層の認識をすることもできます。(画像右下のカーソルの左斜めがTOP側、右斜めがBOT側)



しばらく操作してみての感想ですが
画面を見ながら思ったときに手元で操作できるので
思っていた以上に快適でした。
最近の車でいえばATのギアを
ハンドルについている上下ボタンスイッチで
1速、2速、3速...とステップで上下ギヤチェンジ
できる車種があります。
それと同じでハンドルから手を離さなくても
ギヤチェンジできるという快適さに似ています。

層の切替のように単純で毎日使う部分に関しては
わずかだとしても洗練する価値はあります。
単なるONOFFは
機械の処理速度より
人間がクリックする速度ははるかに遅いです。
機械は0.1秒かかれば人間は10年でしょうか。
10倍速くなるとしたら
機械は0.01秒 人間は1年です。
大げさのようですが
使い心地はスペックでは
現れないのですが結構大事と思うのです。

このあたりは
DREAMの開発時のコンセプトなので
宣伝もかねて再度アップします。
過去作者デザインウェーブの記事より
http://www.cqpub.co.jp/dwm/contents/0004/dwm000401401.pdf




次期CADのMAIN部分からみれば
小さな部分にあたりますが
高速化、追加機能と同等ぐらい楽しみになってきました。

この機能を使うネックとしては
多ボタンマウスを購入するという負担があります。
10年ほど前は5000円ほどしていましたが。
最近は安くなり同等かそれ以上でも
2000円以下のものも増えてきたので
ちょうど買い替えようかとおもうなら
多ボタンマウスお勧めします。

今自分が使っているマウスは上の写真にあった
ロジクールのG300Sです。
もう2,3年ほど使っています。
無線マウスも使っていたことがありましたが
以外に重いし電池も必要なので
有線マウスです。そのほうが軽いし
クリック感覚もよく
ロジクールのソフトでキーに
コマンドもプログラムできます。
価格も2000円代なので
自分にはベストバランスでした。


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