383..オーバーシュートメニューの調整

ipadやスマホの画面を
さわり右に飛ばすと
次の画面表示されます。
今では当たり前と思えるUIに
なりました。

オーバーシュートメニューは
ランド、ライン、部品など
マウスで左クリックし
そのまま右にスライドすると
カーソル近辺にコマンドメニューが
表示されます。
また掴んだオブジェクトに合った
メニューがでます。

スマホは画面、DREMはメニュー
という感じです。

このオーバーシュートメニューは
他のソフトでは
右クリックメニューにあたることが
多いメニューです。
対象物をクリックし
右クリックをするとコピーとか貼り付け
プロパティなどが現れるソフトが
多いです。

DREAMではほかのソフトと
ちょっと違い右クリックはコマンドでなく
描画に割り当てられています。
左クリックでTOP側ラインを描画
右クリックに変えるとviaが発生し
BOT側ラインを描画といった具合。
設計で配線は一番多い作業なので
最優先設計されたのだと思う。

過去のデザインウェーブという専門誌に
作者のDREAMCADの記事があります。
以下掲載されています。
「当時まだマウスは珍しく、ほとんど市販
されていなかったので、4ボタンの
マウスを特別に作り、四つのボタンに
部品面、半田面、UNDO、EXITの
意味を持たせた。」
とコメントされています。
頻度の多い部分をできるだけ一番近いところで
操作できるという考えから
特注マウスを開発したのだと思われます。

DREAMは4ボタンマウスではありませんが
右クリックはその
Windowsより前に開発された初期
DREAMのように
操作重視の継承でしょう。

話はオーバーシュートに戻ります。
オーバーシュートメニューは
部品やVIAなど
1,2個コピーや移動をしたいとき
は便利です。

部品1個のコピーしたいなら
部品のパッドをクリックし
オーバーシュートし
メニューのコピーにマウスをあわせるだけで
コピーされた部品が画面に現れます。
あとは配置したい箇所にクリックする

1クリックでコピーまでして
2クリック目で配置です。
これ以上の短縮を見出すことは
難しいでしょう。

対し
単体コマンドは100個でも1000個と大量の
コピーもできますが
コマンドで1個コピーするとしたら
6回指定するという煩雑な作業が必要です。

1、コピーコマンドのアイコンを選び
2、コピー個数を入力
3、コピーボタンを押し
4、対象物を選択
5、対象物からの相対位置原点を決定
6、配置したい相対位置を決定して配置
といった
多い手続きを通る必要があります。

基板設計では変更がつきものですが
100,200個追加というのはあまり無く
1回路追加といったものが大半です。
多種の部品を1,2個コピーといった
シーンのほうが多いので
オーバーシュートを使うほうが
能率的です。

下図はオーバーシュートメニューの例


また基板設計は多層です。
パターンだけでなくレジスト、シルク、メタルなど
層があります。
それを重ねて目視しながら配線などしていると
多様な部分で直したい箇所が目につくものです
たとえば
配線していてシルクのバランスがずれているとか
VIAを移動したほうが引き回しがよくなるだとかです。

そんな時毎回単体コマンドを発動していると
上記の単体コピーコマンドのように
手続きのほうが多くなり都度中断されます。
そうした時にオーバーシュートは
最小限のオペレーションなので
思いついたときに処理できるため
助かります。

この間、別のパソコンに
DREAMをインストールして使ってみました。
主にネット用に使っているパソコンです
CPUは i3で 3.3Ghz WIN7です。
ベンチマークという目的です。
XPで使っていたCore2Duo 3GHzと比較してみたかったので。
表示はあまり変わりませんが
クロック以上にDRC、FILLの処理が体感して軽快です。

使っていて気になる点が出てきました。
オーバーシュートメニューが
カーソルと少しずれたところで合うのです。
たとえば コピーだったら
そのコピーの上ぐらいにカーソルを
合わせると実行できるという状態。
使えないことはないのですが
つい違うコマンドを発動してしまいがちだったので
気にかかります。

何とかしたいとおもってあれこれやってみました。
まずOSか?と思い
違うwin7パソコンで試してみたところ
ぴったりくる。
問題点はOSではない。

次に最初モニターを疑う。
モニタは解像度が2560x1440 28インチ
です。
4kとまではいかないですが
高解像度の部類です。
ネイティブの解像度でモニターを見ると
28インチだと字やアイコンがやや小さく読みづらいので
1920x1080に下げて使っています。
これが悪いのだろうか?と思い
ネイティブである2560x1440に戻して
使ってみました。
DREAMを起動し試してみましたが
同じようにずれます。
逆に解像度を下げてみても
結果は同じででした。
OSでもモニタでもない。
なんだろうか?
次の手がなくなったので
気分を入れ替えようと思い
背景などを変えてみようかと
思いいじっていたら。。
ある設定をちょっと変えることで直りました!
結論から言うと
アクティブタイトルバーの幅を変えることで
ぴったり合いました。


作業としてh
コントロールパネルー>個人設定ー>テーマの変更
その中のウインドウの色を押す。
そうすると
ウインドウのフォントサイズなどが変えられる画面が出ます。
その中のアクティブタイトルバーのサイズを
すこし小さめに変えたら。。
ぴったり合いました。
このサイズを変えるとウインドウのバーの幅が変わるのです。
このバーの幅のドット分ずれていたということでした。。


もしずれていたら試す価値はあると思います。


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