350.カーソル範囲について

ガーバーインしたデータを
部品化したときのことです。
チップ部品だったので
PAD化した後部品化して
その後ピン番を入れていく。

1ピンづつ入れていったとき
自分が1ピン目をクリックしたのに
なぜか2PIN目が1ピンに振られました。

以前も同様の事がおきたことがあり
なぜ?と最初のころは不安に思ったのですが
10年ほど使っていると
こういう事もあったなという
おおらか?な気持ちになり
反応する位置で振りなおしたり
していました。

しかし今回は30個ほど作成する部品あり
手間がかかってきたので
これ幸いとおもい
原因追求しました。
部品化した部品を編集モードにして
パッドを1個ずつ調べてみることにしました。

結果
表示されない半田面の径が原因でした。
部品面は0.6X1.5程度のパッドに対し
半田面が8φという大きいサイズになっていました。

カーソルに反応するのは
その非表示の半田面の8φにかかるパッドに反応
したという結果です。

表面実装部品(部品面)なので
半田面側にどんな大きな数値が入っていたとしても
レイヤースイッチがOFFになっている以上
表示や接続には影響はないです。
しかし
マウスをクリックした位置に反応する範囲については
影響するという結論です。

なので1ピンをクリックしたのに
隣の2ピンのPADも範囲内に入ったため
反応したわけです。

通常のテンプレート式で部品を作る際は
使わない層の値は大きい値にならないので
こうした問題はおきなかったのですが

ガーバーイン処理して作成する作業を
する過程でSOPをPADに変える際に
半田面の径が大きい設定となり
今の現象がでました。
部品作成するときはこの半田面の径を
小さい値か表示しないので0(ゼロ)入れておくなど
しておくことにしようと思います。

DREAMの便利な特徴の一つ
カーソルをもっていくだけで
カーソル下のデータのプロパティがリアルタイムに
表示される機能があります。
この機能もたまに表示されないときがありました。
まだ確認はしておりませんが
おそらく同様の原理と思います。

原理を知って安心した出来事でした。


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