349. マークデータの処理
目視確認。
同じネットでも
サーマル設定されているVIA
そうでないVIAがある。
サーマル設定しておかなければならないVIA
その逆もあったりします。
そのような接続上同じでつなぎ方が異なるような部分は
おそらくどんな優秀なCADとしても
人間の目で判断することになると思います。
なので
そのサーマルのマークを見て
目視確認するわけですが
DREAMならではの
目視確認の労力と精度向上を考えてみました。
考えたのは
PCドクターの
Thr Cntのボタンを押すと
サーマル設定されているVIAだけが白マークされます。
マークされているとよりはっきり違いが目でわかるので
確認しやすいと思いました。
いいたいのはここから。
DREAMは
マークしたものを一括して移動したり、削除したりする機能が
隠れています。
隠れているというと裏技のようですが
使っていてそう思ったコマンドでした。
出現のしかたは
システムカーソルにしてデータ以外の箇所をダブルクリックし
マウス左右ボタン(完了)を押すと
マークデータを選択に変換しますか?ただしライブラリーはキャンセルと
表示されます。
はいを選択
その後
左マウスボタンを押しながら右にスライド(いわゆるオーバーシュート)
すると
消去
リピート
コピー
移動
保存部品化
回転とメニューがでます。
移動コマンドで移動すれば
マークされたものだけを基板外に移動することもできます。
上の例で言えば
そのサーマル設定されたVIAは
基板外に移動できるという事になります。
そのあと基板内を見て
残っているVIAは
サーマル設定されていない
VIAという事になります。
同じ目視でも
1000個の中から1個見つけ出すより
10個の中から1個見つけるほうが
楽だし自分も精度も高くなるという考えです。
オフィスソフト、アクセス
のようないろいろな条件を付け足して
絞りだせるという機能こそないですが
上記のようなマークをつけ
移動するなり消去するなり
処理を重ねることで
必要なデータはほぼ絞り込められるというのが
実感です。
10年ほど使っておりますが
初期実装されている機能の組み合わせで
思うより助かることがたびたび起こります。
個別に機能が分かれているので
いろいろ複合的に組み合わせるという
工夫ができる余地があるところが
功を奏しているのだと思います。
メーカーとしてはそうした希に必要な
機能を実装することは迷うところだと思います。
実装は容易ですがそのたび機能が増え
ユーザーはこの機能はどういったときに使えば良いのか?
というややこしさも増えます。
操作が難しいのも敬遠されるため
なんともどうしていいのか。
CADに関わらず熟成されてきたソフトは
人間の覚えられる量には限りがあるので
機能追加より機能洗練のほうが今後
重要になっていくなのかもしれません
回路設計のように個々の部品の組み合わせで
一つのユニットを完成するように扱えるほうが
手間こそかかりますが
バリエーションも広がるし
工夫する面白さもあるでしょう。
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