340.FILLの考察

ささいなことですが
自動FILLについて角PADの場合と
ラインで作成したPADでのFILL形の違い
について思ったので書こうと思います。

PADで自動ベタをすると
A図左のように90度でスパッとくりぬかれます。
これは一般的なCADでも同様の傾向です。

一方その右側のラインで形成した部品は
FILLすると90度ではなく円弧形でくりぬかれます。
A図は管面表示、B図はそれをベタ表示にしたもので
ベタ表示のほうがより形がわかりよいと思います。

ラインで形成した部品の場合は
ラインの先端には線幅の半分のRがあるため多少丸みが付つくことは
わかりますが
図をみるとそれ以上に丸みを感じていたので
なんでだろうかと漠然と思っておりました。

よくよく考えると
その丸みがあるほうが物理的には均等だとわかりました。
C図のように隅からの距離を均等にしようとすれば
PADの隅が90度であってもFILLは円弧のほうが
距離が均等なためRがあるほうが正ということではないかと。

パターンの例で考えると
90度に折れ曲がるラインに対して
均等にギャップをとりながらGNDベタと取りたいという事があった場合。

物理的か人間的か
悩ましいところです。



A図                              B図(A図をベタ表示にしたもの)

                      C図



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