336.幅付きライン



直接CADとは関係ないのですが
角度に関連したことです。

幅付きラインは計算されて表示されている
という話です。

単線モードは赤の細線
幅付きラインは緑の線です。

CADオペレーションするのは
幅を選択し
マウスで始点、終点をクリックすると
幅付きで表示されます。
当たり前といえばそうなのですが

実体のデータは
幅、始点、終点の3つだけです。
上の図の黄色の○の座標はデータで
持っているわけでなく計算する必要があります。

PDFコンバートソフトを作るとき
気が付いたことですが
データベースもその幅、始点、終点の
3つのデータでした。
幅付きの表示をするためには
黄色の○の座標を計算して線を描く
必要がありました。

水平、垂直の場合は幅分オフセットすることで
簡単に求められるのですが
それ以外の角度の時は
数学の問題を解くような計算が必要でした。
2点間座標から角度を計算し
その角度をもとにSIN、COS関数を利用して
座標値計算するという方法です。
SIN、COS関数で計算される値は
少数以下の割り切れない数値のほうが多いです。

2点間の角度にしても
実際計算した数値をみていくと
30度でも
関数のしめす値は
29.999998とかひねくれた値を出力してくれます。。

座標リストの角度は
少数以下が無いというのは
そういうことからだと思います。



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