304.データサイズ変換
CADの場合小型な部品は
必要に応じて拡大することが
多いので 気持ちの中で大きい部品にみえるのです
出来上がった基板をみると
かなり小さい部品と感じます。
その部品全部が
正しく機能して動作するということが
それぞれ重なり組み合わされた
技術と思います。
反面部品どれ一つ不良や間違えても
動かないということがこわいとも思います。
子供の頃小さい単位は米粒の大きさと
思っていました。
米粒の大きさは5mm程度あるそうです
その5mmは仕事にかえると
大きめで面積とられるな。
そんな気持ちなります。
DREAMの機能
データのサイズ変換
という機能があります。
これは
データの拡大、縮小コマンドです。
用途はそれぞれと思いますが
ロゴやシルクマークを
適当なサイズに調整したり
部品中に回路記号やメモしておきたい文字など
縮小しておいたりして使っています。
75%の大きさにしたいときは 0.75という数値をセットします。
この機能はLINE、ARCに反応して
VIAやPADサイズは連動しません(位置は変わります)
文字はラインの集合体なので
拡大縮小は可能です。
どのぐらい縮小しても見えるか。下図
DXFインポートした図を
0.01倍 (1/100)でデータサイズ変換して見た図です。
なんと約1.5mm角内にCADサンプルパターンが入りました。
一番下図は最大倍率です。
画面はそのまま解像しています。
シルク文字も読めたので
換算すると0.01mmの文字高でも読めるとうことです。
データは1万分の1で持っているのでこのスケールでは
丸まってしまうことはないと思います。
米粒に絵を描くとすると基板3枚分ぐらいの情報を
書き込めるレベルです。
21ミリ角BGA中の1ピンに 入りきるF40の絵(0.05mm)
図は0.15mmのパターンの中に絵を描いたものです。
1/3ぐらいなので0.05mm程
ちょうど髪の毛1本にその絵を描けるぐらいです。
かなり小さいと思います。
半導体内部では更に細かいわけですから
その次元になれば生活上の寸法と比較できない
仮想的なスケールで仕事をしているのだろうと
思います。
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