288.一括変更D.LIST

たとえば
使っているVIAのランド径やレジスト径
を一括で変えてしまいたい場合
D.LISTを使います。

@D.LISTの黄色のボタンを押し
A変更したいVIAをクリック
BAddMarkを押し選択認識する
CChange を押すと PAD径の変更画面が出て値をセット
一括変更終了します。

VIAでなく
部品のPADを変えたい場合は
下図のAのPad(Lib)にチェックを
押すと リストボックスに PAD径のリストが
表示されます。
後は 上記の要領と同じ作業です。

ラインの変更も同様の作業で一括できます。
ラインの場合は 表示してあるレイヤーに対して
変更されます。
(全層表示されていれば 全部
 1層だけ表示されていればその層のみ)







DREAMのVIAやPADのデータの持ち方は
きわめてシンプルです。
タレットという概念は無く値を直接入力し
その値にDcodeを割り付けるという方式です。

CADの運用で難しい点の一つに
タレットでの管理があります。
ミスを起こさないためには
例外を作らないないことになる傾向があるともいますが
ある特別な設計で例外のタレットをセットした場合
そのときは問題なくても
あるときデータを合わせて組み基板構成にしたとき
などはそのセットしたタレットがそれぞれ違っていた
等あると正しいフィルムが作成できなくなります。
それぞれデータがぶつからないために整合をする必要が出ます。

パッケージの変遷や各種仕様で
必要なタレットが変わってきます。
大幅に変える場合は前の設計データとの
互換を考えると 頻繁に変えることも
したくないというのが気持ちですが 
かといって一部の例外がそれぞれのデータに残っていると
変更時にそれを確認しなければなりません。
結構気をつかう箇所です。

DREAMのような直接値指定方式は
その縛りがないので安心できます。
フレキシブルに変更でき
過去のデータとの整合性も取れます。

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