269.手書き

写真は10数年?前の基板です。
約3000ピンの手書き設計でした。
何日も徹夜が続き そのあげく
つながらないことになりあせりまくっていました。。
シルクが手書きという状態。。
いま基板を見返えすと
未熟なパターンと
つながらなく困った事を思い出します。
でもあきらめなければ何とかつながるという
ことを教えてくれた基板でもあります。



基板もソフトウェアと同じような部分があります。
ツールが無い場合でも手書きで
設計図面は作り上げることができるという点です。

プログラムの場合も机上デバッグをといって
ツールを使わずデスク上で
手順、フローが正しいか頭のなかで考えたり
矛盾がないかどうか消していくのですが
それがイマイチになっていると
かえって正しく動くまでに時間がかかることが多いです。

手書きの場合の良かった面は
すぐ取り掛かれる事があげられます。
CADの場合は部品を作るのとネット整合が
きっちりしないと進められないために
杓子定規のため縛られる時間がかかります。
手書きはカタログ、回路図さえあればすぐ進められ
回路図を見ない限り線は引けないので
機能しない部品の接続順になりにくいシステムという点。
あとは アナログ的な指示で進められる点
この箇所ベタとかでテーピング時に作業するなど。
CADが出ころは数千万級の最鋭の
ワークステーションでもマシンパワーが足りなく
DRCでも何時間もかかりました。
その待ち時間で結構手設計が進められるという
機械の都合に合わせるという時代でした。

今はCADは手放せないです。。
DREAMは数多いCADのなかではアナログ的なCADに思います。
人間の都合に合わせてくれる部分は結構あります。
前回の 1データ削除もそのコンセプトの一つのようにも思いました。



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