257.3D アバター

正月休みに映画「アバター」を観ました
3Dめがねをつけて見る映画です。

3Dといっても目の前に飛んでくるような効果を狙った映像でなく 
自然にその場に居合わせてみているという感覚になる映画でした。
何年も製作にかけたということが伝わるすばらしい映像でした。
興行成績が歴代1位のタイタニックについで現在2位だというのも
わかります。

テレビも3D元年ということで
この映画から広まっていくと思いました。

前から思っていたこともあったのですがDXFソフトを製作しているとき
パターンデータを一度3D化してみたいと思っておりました。
が今すぐの必要性を考えると後回しにしていたのですが
この映画をきっかけに実際にプログラムしてみようと思いました。

いつものDREAMのサンプルデータから
自作プログラムで3DのDXFデータをつくり
実験してみました。
動画はGoogle sketchupでインポートしたデータです。



操作していると部品面〜半田面というつながりが
違う角度からみれるのですが
頭の中では固定位置から描いている
違いを感じました。 
スルーホールも2Dより 3Dで見ると責任重大ですね。

現データは画面が軽く扱えるように
直線ラインとPADのみ表示しています。
HOLEデータも四角で表現しています。
3DにするときのDXFデータはライン1本あたり
4点 X、Y、Z指定します。
(通常の2DのDXFの表現と違います)
円、曲線などは細かくその4点データを描いて
表現する必要があります。そのためデータ数が多くなります。
たとえばVIA一つに細かく面データを組み合わせて
表示するとなると円柱データ一つに30、40の面データが
必要になります。そうすると
基板CADのようなVIAやライン本数が膨大になりがちなデータは
処理量が多くなり 現在の速くなったといわれるCPUでも
重くて実用にならないだろうと思いました。

おそらく 今の10倍ぐらい処理能力があればパターンデータを緻密にしても
実際の物をぐるぐる回して見るように扱える
ようになるのではないかと思いました。

Google Sketchupは 3DCADソフトです(フリーソフト)
GoogleEarthの建造物のような図形を描くのに
適しているCADのようです。
使って見た感想は
直感であつかえるので
おおまかな形を作り 大きさなどを調整してつめていく
作業に適していると思いました。
まず定義ありきでない面は DREAMCADに通ずる良さがあります。

操作性に関しては
アイコンもわかりやすく手探りでなんとか形がつくれました。
必要な場面でラインのガイドが発生する点も使いやすいです。
ただ物体を3角法のように分割して見ることができないので
どちらに向いているのかわかりにくいと思うことがありました。
(使い込んでいないので できるのかも知れません)

3Dの図面を見て思ったこととしては
2Dのように詳細な寸法を確認するのには向いていなく
形状の概要を直感的に見る点では優れていると思いました。

動画データは実験で層や面や色が適当ですが
興味がある方はメールください。
3Dデータを送ります。 LZH圧縮で 676KBでした(元は3,293KB)
ダウンロードできるようにしたいのですがHPの容量が
10メガの制限がありぎりぎりなのでUPできないです。

また動画最後にある青い色の図面データは
「メタセコイヤLT」というフリーソフトの3DCADです。
これについては又後で解説しようと思いますが
DREAMCADのコンセプトに一番近い3DCADのように思います。
色は「アバター」にちなみブルーにして見ました。

両ソフト共に3D DXFはインポート可能でした。



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