255.「イメージ」

あけましておめでとうございます
皆様のとって素晴らしい一年となりますようにお祈りしております

正月休みのことですが
ためしてガッテンという番組の話です。
記憶を確実にするために文章を覚えるのではなく
イメージすると忘れにくいという内容がありました。

下記はその番組の説明です。
http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20091028

番組の実験では
10数項目の簡単な指示を書いた
指示をどれだけ覚えてそのとおりできるか?
70代と30代との比較という実験でした。
70代の人は半分ほどしかできませんでした
そこで一言
「イメージ」してくださいという指示だけで
2回目の実験では70代の人ほとんど
成績があがりパーフェクトの方もいました。
「イメージ」することで30代を越える
記憶ができるという結果でした。

また物覚えが悪くなったというのは
記憶していないのではなく
その記憶を呼び出しすることが加齢により弱くなってくる
ということだそうです。

基板設計で思い当たる部分があります。
ほかの事は忘れるわりに
基板のパターンについて写真に
写したように覚えていることがあります。
制約が多い箇所や、あと1,2本
つながらないような箇所は
覚えようとしなくてもパターンが頭から離れません。

また数年前の変更でも
変更しているうちにその時のパターンを
思い出すときもあり驚くときもありました。

配置の時におおよそどんなパターンになるか
必ずイメージするという工程があるから
鮮明に覚えていられる秘密なのだと思いました。

逆に最初のイメージが頭に残っていると
配置をやり直すときにそのイメージが邪魔することも
あるのも困りものです。

暗算を高速にやれる人がいます。
速さについては
電卓を打つよりより高速です。
外から見ていると
その数字ですら覚えられません。
同じ人間のなせるわざか?とも思います。

どうしてできるのかと聞くと
頭には数字ではなく
ソロバンが「イメージ」されていて
それをはじいて計算しているということです。
人間は頭の使い方で思わぬ能力が発揮されると
思います。

忘れたくないものは
イメージしておくという事を心がけておこうと
思った正月でした。

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