213.ベンチマーク
Pentium Dual-Core E2200 2.2Ghz
メモリー2G
のマシンでDREAMをチェックする機会がありました。
自分のマシン環境は
ペンティアム 4 2.66GHz シングルコア
メモリー1G
です。
クロックだけみると自分のマシンの方が高いですが
どれだけ違うのか興味があり
チェックしてみました。
結果は予想外でした。。
なんと デュアルコア 2.2Gの方が
ほぼ2倍も速いという結果でした。
あまりCPUの種類とかメモリなど詳しくないので
クロック周波数がそれほど違わなければ
変わらないのでは無いか?
と思っていたのですが
予想はちがっておりました。
メモリアクセス、やCPUのキャッシュの量などでも
パフォーマンスは変わるのでしょうが2倍も違うとは
驚きでした。
ハード性能の前にソフト性能をチェックしました。
まずDRC
DRCは E.DRCを押した時からストップウォッチを押し
終了するまでを計測するわけですが
チェックを何度かしている時に気がついたことがありました。
現DREAMCADが
2年前のDREAMCADの
DRC、FILLが速いということが気がつきました。
理由は作者に問い合わせ中ですが
おそらく今年
円弧のDRC精度部分の改良があったので
速くなっているのではないかと思っています。
というわけでハードベンチマークをしようと思っていたのですが
その前に ソフトウェア上でのベンチマークをする事に
しました。
下図のグラフは
DRCにかかった時間です。
マシンは 2.66Gのシングルコアです。
説明すると
WSSは ver2の DREAMCAD
ORANGE2006とは 2006年の世代のDREAMCAD
ORANGE2008とは 現DREAMCAD
WSS(Ver2) は 1軸 Bツリー構造で
ORANGE (ver3) は x、y 両軸ともBツリーで クォードツリー構造に
変わった世代です。
参考にこの構造はソフト内部の処理方式が違うだけで
生データ自体は互換があります。
Ver2と Ver3は
5,6倍もDRC時間が違っています。
データのアクセス方式での違いがこんなに出るとは思っていませんでした。
今のサンプルデータはFILLが70個あるデータですが FILLが多いとその差は顕著に現れてくる
傾向です。
次にFILLを計測してみました。
DRCと比べWSSとの差はそんなに開きませんが
現verと比べれば約倍高速です。
次に
Pentium Dual-Core E2200 2.2Ghz
で同じ処理をしたら。
DRC、FILLともに約半分の時間でした。
図で示すと下図の用に 黄色の部分です。
時間にして 30秒です
かなり速いですが
3分が 30秒としても どちも時間が気にかかるレベルではありません。
次に
実際もっと大きいデータでチェックしてみました。
生データ 33メガ 8層で 5000ピン程度 全層空いているところFILLといったデータです。
秒でしてあるのでわかりにくいのですみませんが
2.2デュアルコアは 6分30秒
2.66シングルコアは 14分50秒 かかっています。
DRC
2.2デュアルコアは 3分31秒
2.66シングルコアは 8分15秒 かかっています。
どちらも約2倍速いという結果でした。
経験上
15メガを越えるあたりから
DRC、FILLでなくても
リコネクトや配線のネット認識など
処理の重さが気になり出してきます。
その半分の軽さで扱えるということは
かなり違うと思いました。
次回は
マルチコアCPUの特性を生かした
以前紹介しました
マルチコアプログラムのベンチマークをする予定です。
FILLがどれだけ速くなるでしょうか。
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